インストール

インストールするソフトウェア

Delver

生命保険モデルのプロジェクションを行う弊社製のプログラム

  • グラフィカルなインターフェイスは持たず、テキストファイルやExcelファイルを読み込んで動作します

PyCharm

JetBrains社によって作成されたオープンソースのエディタ

  • 他のエディタを使うことも可能ですが、高機能で使いやすいため、PyCharmを使用することを推奨します

Anaconda

Anaconda社によって管理されているPython言語およびそのライブラリ群

  • Pythonを使わない場合はAnacondaのインストールを行わなくても構いません

推奨動作環境

OS
Windows7, Windows 8.1, Windows 10(いずれも64bit)
PCスペック
RAM(メモリ) 4GB以上
必要なライブラリ・ソフトウェア
.Net Framework 4.0 以上, Microsoft Excel 2007以上

ダウンロード

ダウンロードは、 http://ka-computing.co.jp/download より行うことができます。

以下のソフトウェア・サンプルモデル・設定ファイルをダウンロード下さい。

  • Delver
  • Delverのサンプルモデル
  • PyCharm(推奨バージョン)
  • PyCharmの設定ファイル
  • Anaconda(推奨バージョン)

推奨バージョンなどは以下のとおりです。

  • PyCharmの推奨バージョンは PyCharm Community Edition 2017.3.2 です

  • Anacondaの推奨バージョンは Anaconda3-5.0.1(64bit) です

  • 異なるバージョンのインストールを行いたい場合などは、以下サイトからダウンロードすることも可能です。

インストール方法

PyCharmのインストール

  1. ダウンロードしたPyCharmのインストーラの実行

    PyCharmのインストーラを実行して下さい。以下を除きデフォルトで構いません。

    • 「Create Desktop Shortcut」で、「64bit Launcher」にチェックを入れて、アイコンをデスクトップに作成した方が良いです。(もしチェックを入れ忘れた場合には、Windowsキー+Sで検索を行って、pycharmと入れることで起動できます。)

Anacondaのインストール

  1. ダウンロードしたAnacondaのインストーラの実行

    Anacondaのインストーラを実行して下さい。以下を除きデフォルトで構いません。

    • 最後に出てくる、「Learn more about Anaconda Cloud/Support」のチェックは不要です

Delverのインストール

以下は、 C:\Delver 以下にインストールすることとして説明します。

  • インストール先は他のフォルダでも構いません
  • インストール先を変更した場合は、適宜対応するフォルダに読み替えて下さい
  1. ダウンロードしたzipファイルの解凍

    C:\Delverというフォルダを作り、そこにダウンロードしたzipファイルを解凍して下さい。

    • C:\Delver\binというフォルダができていて、その中にDelver.exeなどのファイルが保存されていれば良いです。
  2. ユーザー環境変数へのPathの追加

    ユーザー環境変数のPathに C:\Delver\bin を追加して下さい。

    • これは、コマンドを実行する際に、delver と打つだけでそのフォルダにあるDelver.exeを実行することができるようにするためです

ヒント

PyCharmの設定

C:\Worksに作業フォルダを作成し、サンプルモデルを解凍しておきます。
C:\Works以下に、demo1, demo2, demo3.. とフォルダがある状態であれば良いです。
  • 作業フォルダは他のフォルダでも構いません
  • 作業フォルダを変更した場合は、適宜対応するフォルダに読み替えて下さい
  1. PyCharmの初回起動

    PyCharmを起動します。初回起動時にいくつか聞かれますが、スキップ/デフォルトのままで構いません。
    その後、Openを選択し、C:\Works\demo1を選択し、デモモデルのdemo1を開いて下さい。
  2. PyCharmの設定のファイルのインポート

    (左上の)Fileメニューを開き、Import Settingsを選択し、ダウンロードしたPyCharmの設定ファイル(pycharm-settings-vx.x.x.jarのようなファイル名です)を開きます。
    すべてにチェックを入れ設定ファイルをインポートすると、PyCharmが再起動されます。
    • これにより、Delverモデルの文法的な色付け、フォント、印刷設定などを設定します。
  3. (Anacondaをインストールした場合) PyCharmのコマンドウィンドウでAnacondaが実行できるように設定

    PyCharmから、(左上の)Fileメニューを開き、Settingsを選択し、Tools -> TerminalのShellPathに C:\Windows\System32\cmd.exe "/K" <AnacondaのInstallフォルダ>\Scripts\activate.bat <AnacondaのInstallフォルダ> とセットします。

    • これにより、PyCharmのコマンドウィンドウからPythonを利用できるようになります
    • 以下の画面で設定します
    ../_images/SettingTerminal.png

ヒント

  • 例えば、 C:\\Users\\User01\\Anaconda3 にインストールした場合は、
    C:\Windows\System32\cmd.exe "/K" C:\Users\User01\Anaconda3\Scripts\activate.bat C:\Users\User01\Anaconda3 のようにセットします。
  • AnacondaのInstallフォルダは、C:\\Users\\<ユーザー名>\\Anaconda3C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Continuum\Anaconda3 が設定されることが多いです。

  • わからないときは、Windowsキー+S の検索でAnaconda Promptを開くことで確認できます。( (C:\Users\User01\Anaconda3) C:\Users\User01> のように表示される括弧内のパス)

動作確認

  1. PyCharmの コマンドウィンドウ を開いて下さい

    • PyCharmのコマンドウィンドウは、Alt+F12で開くことができます

    • 以下のような画面になります

      ../_images/PycharmDemo1.png
  2. PyCharmのコマンドウィンドウで、 delver --info と入力下さい

    • Delverのバージョンなどの情報が出れば正しくDelverがインストールされています。
  3. PyCharmのコマンドウィンドウで、 python --version と入力下さい

    • Pythonのバージョンなどの情報が出れば正しくAnacondaがインストールされていて、Pythonが実行可能です。

ヒント

  • 初回起動後しばらくの間は、PyCharmのバックグラウンドでさまざまな処理が行われているので、動作がやや遅いことがあります。